2018年11月30日 15時37分

1. お金をなんとかして借りるには
2. 消費者金融カードローンで借りる
3. 債務整理中にお金が必要
4. 闇金からお金を借りない
5. 個人間融資掲示板を利用する

   

お金をなんとかして借りるには

お金を借りるとなると銀行か消費者金融会社ということになるでしょう。必要なお金は、働いて稼ぐといった選択肢もあるのですが、すぐにでもお金が必要な場合でしたら、働いて稼ぐという選択肢もなくなってしまいます。とにかくお金がすぐに必要というときは、借りる以外の選択肢はないでしょう。

お金を借りようと思うと銀行と消費者金融会社の二択になりますが、金利が低いのは消費者金融会社よりも銀行のほうが金利が低いです。お金の価値というのはどちらでも借りても変わりがありません。同じ商品なら少しでも安いところで買いたいと思うでしょう。

もっとわかりやすい例はガソリン価格です。ガソリンスタンドによって価格がまちまちですが、心理としては1円でも安いところでガソリンを給油したいと思うものです。しかし、遠方にあるガソリンスタンドだとそこに行くだけでガソリンを消費してしまうので、いくら安くガソリンを入れたとしてもトータルコストは高くなってしまうでしょう。

もっともお金の場合は、金利が低ければ低いほど返済利息が低くなるので、そういったところでお金を借りたほうが良いのは間違いありません。そういったこと、消費者金融会社よりも銀行でお金を借りたほうが、返済が楽になるのです。

また消費者金融会社よりも銀行を選ぶ理由として、消費者金融会社で借りるのは世間体が悪いということもあります。今でも昔のサラ金のイメージは現在の消費者金融会社につきまとっています。消費者金融会社で借りているというのがわかると、生活に困っているのでは、お金に対してルーズすぎるのでは…と思われてしまうでしょう。

消費者金融会社でお金を借りているというのは、こちらから言わない限りは周囲に発覚する可能性は低いです。しかし、ゼロではなくひょんなことからバレる可能性もあります。消費者金融会社のイメージが悪いのはサラ金と呼ばれていたバブルの頃でしたら、厳しい取り立てによる一家離散や一家心中などが連日のように報道されていた時代です。そのイメージが強烈で現在の消費者金融会社にもそのようなイメージが残っているのです。

厳しい取り立てをして債務者を追い込んでいく姿勢が問題視され、消費者金融会社に対する締め付けがどんどん厳しくなっていきました。その最たる例となるのが、それまでグレーゾーン金利というのがあって、高利での融資が問題視されていたのですが、上限金利を最大で20％として、それまで20％以上出来し出しをしていたローンについても、金利の差額を返還する過払い請求が、債務者に認められたのです。これは法律ですから債務者保護の画期的なことでした。

もっとも、早くから指摘されていたグレーゾーン金利を放置してきた行政にも明らかに責任があるのは間違いありません。過払い請求が認められると、消費者金融会社の経営状況がどんどん悪くなっていって、廃業する消費者金融会社があふれました。当時は3万社を超える消費者金融会社があったのですが、現在は2,000社弱の消費者金融会社の数となっているので、淘汰がかなり激しく行われたことを物語っているのです。そして、総量規制が始まったことによって、消費者金融会社にお金を借りる金額も制限されるようになったのです。

中小消費者金融会社や街金でもかなり淘汰されているので、現在残っている中小消費者金融会社や街金は優良な消費者金融会社ばかりと言えます。アコムやプロミスといった大手消費者金融会社も経営破綻をして、再生した消費者金融会社ばかりです。このようなことから、当時の厳しい取り立てをしていた消費者金融会社の面影は今の消費者金融会社にはまったくありません。

しかし、イメージとは恐ろしいもので、現在でも消費者金融会社イコールサラ金のイメージとなってしまっているのです。もっともそれらを除外しても、金利の低い銀行カードローンで借りるほうが返済利息が少なくて返済が楽になるのは間違いありません。

それでは、誰もが銀行カードローンからお金を借りたら良いのにと思いがちですが、誰でも気軽に銀行カードローンに融資の申し込みをしたとしても、申し込んだ全員が銀行カードローンの審査に通るということではないのです。銀行カードローンの申込み条件は満年齢が20歳以上であることと、安定した収入があることの2点です。この安定した収入というのがポイントで、銀行と消費者金融会社では解釈が違ってくるのです。

お金を借りるには審査に通らなくてはいけないのですが、審査に通りやすい通りにくいといったことを属性の高さで表わすことが多いです。属性が高いと審査に通りやすく、属性が低いと審査に通りにくくなるのです。

この属性というのはさまざまな項目から成り立っています。その一つの有力な項目が、雇用形態です。雇用形態というのは正規雇用と非正規雇用の二つに大きく分かれるのですが、正規雇用は正社員のことで、非正規雇用はパートアルバイトや派遣社員、契約社員のことです。正規雇用の人のほうが収入が多くて属性が高いのは分かるのですが、もっと大きいのは雇用が会社から保証されているかどうかということです。

正規雇用の人は定年まで雇用が会社から保証されています。終身雇用が崩壊したとして久しいのですが、望めば定年まで働くことができるのです。一方の非正規雇用の人は雇用が会社から保証されているのは雇用契約の期間です。これは正規雇用の人もそうなのですが、非正規雇用の人の雇用契約は有期となっているのです。

その期間は3ヵ月6ヵ月1年といった有期間になるので、その都度雇用契約の更新が必要です。そのときに会社が雇用契約の更新をしなければ退職ということになります。この部分をみて銀行からは収入が安定していないと見られるわけです。ですから、銀行カードローンの審査に通りにくいということになります。

銀行カードローンの審査が厳しいのは、銀行カードローンの原資が口座開設者から預かった預金というのも大きいです。大切な預かり金ですから、それが貸し倒れに遭うわけにはいきません。このことから銀行カードローンの審査は厳しくなっているのです。

また、銀行カードローンの場合は、銀行だけではなく、銀行と提携した保証会社の審査にも通らなければいけません。あまり公にはなっていないのですが、銀行カードローンに融資の申し込みをすると銀行と保証会社の二つの審査を受けることになるのです。

この保証会社の役割ですが、カードローン利用者が返済不能になった場合、残りの債務を全額カードローン利用者に代わって保証会社が銀行に返済します。そして、立て替えた債務をカードローン利用者（債務者）に請求するのです。その時点で債務整理に陥っていますから、そこから任意整理が始まるということです。

銀行としたらノーリスクに見えるのですが、返済不能に陥ったときから、それ以降に発生する返済利息といった収益がなくなるので、銀行もまったくのノーリスクというわけではありません。また、銀行カードローンにもデメリットがあって、即日融資に対応していないのです。それは、警察庁のデータベースへのアクセスが義務づけられるようになって、その照会情報を得るのが翌日以降になってしまったからです。

一頃はメガバンクのカードローンを中心に即日融資が大きく宣伝されていましたが、現在はそのような宣伝を見る事はなくなりました。その理由として警察庁のデータベースへのアクセスがあるのです。
 

消費者金融カードローンで借りる

銀行カードローンの受け皿的な存在になっているのが、消費者金融会社のカードローンです。審査基準が緩く銀行カードローンでは審査に通らなかった人でも、消費者金融会カードローンでしたら、審査に通ることができるでしょう。

もっとも、延滞歴のある人は難しいかもしれません。延滞歴は金融事故とみられるので、その情報を照会した時点で審査NGとなるのです。消費者金融会社のカードローンの特徴は多彩な申し込み方法でしょう。

店頭での申し込みはWEBでの申し込みがもちろんなのですが、提携しているメガバンク行内の自動契約機での申し込みもできますし、全国各地に設置してある、無人契約機を使うことができます。

これは24時間365日休まず稼働していて、すぐにお金が欲しいというときでも、22時までに手続きを済ませて審査に通ることができれば、すぐにローンカードが発行されるので、最寄りのコンビニATMでキャッシングすることができるのです。最近ではカードレスでスマホがあればキャッシングできるATMも登場してますます便利になっているのです。
   

債務整理中にお金が必要

返済不能になって、債務整理になると弁護士に依頼すると、お金の流れをすべてストップさせることができます。そのうえで落ち着いて任意整理などの交渉に入ることができるのですが、弁護士費用がかかるので、自分でなんとかしたいという人も中にはいるでしょう。

しかし、長い目で見ると弁護士費用がかかっても弁護士に債務整理の依頼をするほうが、お得になる場合が多いです。また、債務整理中であれば、お金を借りることはできません。お金の流れがストップしているのですから、当然のことです。

しかし、債務整理中であってもお金を借りることができたという口コミサイトへの投稿もあります。債務整理に陥っているということはブラック状態になっているのですから、お金を借りることはできません。ですが、そういった決まりもないのです。

独自審査を行っている一部の中小消費者金融会社や街金では、現在の属性のみを重視するので、電話による在籍確認や収入証明書の提出などによってお金を借りることができるかもしれません。ブラックでも必ず借りることができるというわけではないので、その点には注意しましょう。
   

闇金からお金を借りない

債務整理に陥ってどこからもお金を貸してくれない。しかし、お金は必要というときに、率先してお金を貸してくれようとしている業者のほとんどは闇金と思って間違いないでしょう。

闇金からは絶対にお金を借りてはいけません。数万円程度のお金でも返済利息も数万円を要求されることになりかねませんし、いつまでたっても元本が減らないような返済を強いられてしまい、文字通り骨までしゃぶり通されてしまうのです。

特に債務整理などに陥っている人に嗅覚鋭く近寄ってくるので、そういた貸金業者は闇金と思っていいでしょう。債務整理中の人にまっとうな貸金業者はお金を率先して貸そうとはしないものです。
   

個人間融資掲示板を利用する

債務整理中でもお金が必要なら、ネットの個人間融資掲示板を利用するといいでしょう。業者ではなく、あくまでも個人間での貸借りになるので、問題はありません。

もっとも見も知らない個人同士ですから、リスクはありますが、借りる側としては実績のある人から借りるようにしましょう。そう考えると、個人間融資掲示板は貸す側のほうに大きなリスクがあるような感じがします。

基本的には借りる金額の相場は10万円程度までとなります。返済は翌月の一括払いです。