借金ある人がお金を工面する方法

消費者金融からの借金のある人がお金を工面する方法として、過払い請求もあり、債務整理もあります。審査の甘い消費者金融もあります。

お金の工面ができないときは学生金庫

2017年07月10日 12時46分

学生の方は、まとまったお金の工面ができないことで大学や短大などへの進学をあきらめなければいけない事情もあるでしょう。銀行などの教育ローンで入学金や教育資金を工面したくても、なかなか審査に通らない場合は、各大学の奨学金制度を利用するなどの選択肢もあります。

教育費となると数十万円以上の大口融資が必要になりますが、学生さんご自身がもっと身近なお金の工面ができないときってありますよね。数千円程度あれば助かるなどというとき、学校によって「学生金庫」というお金を借りられる制度があります。

学生金庫は、在学中の学生さんなら金利0円で学校から借りることができます。お財布を落としてしまったり、定期的に受け取っている親御さんからの仕送りが遅れていたり、急に体調を崩して医療機関に搬送されたり。予期せぬ緊急事態に見舞われたときに、学生金庫は頼りになる存在です。

学生金庫は借り入れできる上限金額や、返済の期限などが学校によってバラバラですので、通っている大学に直接問い合わせるなどし確認してみてください。ちなみに借りられる上限金額は、青山学院大学は9,000円、順天堂大学と成蹊大学は10,000円、明治学院大学は5,000円、一橋大学は30,000円です。

借りる場所は学生生活課や奨学金課などで、大学や同じ学校でもキャンパスによって異なります。お金がなくなって困るときというのは、ケガや病気などで冷静な判断ができなくなっている可能性もありますから、あらかじめ場所の確認などしておくと安心です。

借入れできる時間帯や曜日、学生金庫の申請に必要なものなども、控えておくと便利です。例えば、印鑑と学生証の2点がないと貸し出せない、夏休みなどの大きな休みには閉まっていて授業期間中のみ利用できるなど、細かい決まりがあるかもしれません。

返済期限も学校によりさまざまで、青山学院大学・順天堂大学・成蹊大学は借入れしてから1ヶ月、明治学院大学は2週間、一橋大学は2ヶ月です。分割支払いに対応している学校もあるそうなので、必要に応じて聞いてみてください。

奨学金制度は、学校によって2タイプが用意されていることがあります。卒業をしてから返済しなければならないタイプと、完全に返済不要なタイプの2種類です。有意義な学校生活を学生が送れるようサポートしたり、学業優秀者を対象にしたりなど、同じ奨学金制度にも種類があります。

ニュースを見ていると、奨学金で大学に進学でき無事に就職できた人の中に、返済ができずにいる方が増えているという報道がたびたび取り上げられています。いずれ返済しなければならないタイプの奨学金に申し込む場合には、大学を卒業した先のことも長期的に見越しておくことが必要な時代になっています。

そもそもその大学しか選択肢はないのか、もっと学費の負担が軽い学校の方がのちのちいいのではないかなど、将来を見越して検討することが求められています。