借金ある人がお金を工面する方法

消費者金融からの借金のある人がお金を工面する方法として、過払い請求もあり、債務整理もあります。審査の甘い消費者金融もあります。

お金の工面ができないときは定期預金担保貸付

2017年07月10日 12時46分

今月生活費用が足りないけれどまだまだ給料日まで長い、生活保護や失業保険が必要なほどではないけれど、金融機関の審査に通らずお金の工面ができないなどというとき、あとどのような方法が残されているでしょう。

金融機関に定期預金があるけれど、5年満期や10年満期などでまだまだ下ろせないという場合は、中途解約をしなくても定期預金担保貸付を利用することで借入れることが可能になります。定期預金担保貸付は担保定期貸付など金融機関によって名称が異なりますので、ご利用中の銀行ではどんな名前か確認してみてください。

例えば、ゆうちょ銀行では「貯金担保自動貸付け」、りそな銀行は「自動貸越」、三井住友銀行は「自動融資」、みずほ銀行は「総合口座貸越」、三菱東京UFJ銀行「自動借り入れ」といった具合に、各行さまざまです。

定期預金担保貸付の利用限度額は各行で異なりますが、りそな銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・三菱東京UFJ銀行は200万円または定期預金の金額の9割とで、少額な方を上限としています。ゆうちょ銀行も似ていますが、200万円のところが300万円になります。例えば、ゆうちょ銀行に400万円の定期預金があるとすると、400万円×0.9=360万円となりますので、借入れできる利用限度額は少ない方の300万円となります。

金利は、上記5行とも定期預金の利率に0.5%加算した数字です。例えば、0.01%の利率の定期預金に預けており、定期預金担保貸付を利用することになった場合、金利はいくらになるでしょう。シンプルに加算するだけですので、0.5%+0.01%=0.51%です。

銀行カードローンや消費者金融キャッシングに申し込みをしてお金の工面ができないと残念がっていた方も、これらの金利が14~18%くらいであることを考えたら、大幅にお得なことがわかるでしょう。利用限度額も金利も本記事作成時のデータですので、定期預金担保貸付を依頼するときは最新の情報を公式ホームページなどで確認し直してください。多少変動があったとしても、有利であることに変わりはなさそうです。

定期預金担保貸付で借入れた資金は、いつまでに返せばいいのでしょう。定期預金が満期を迎えるまでに完済すればよく、普通預金にお金を入れておけば勝手に定期預金担保貸付の返済に移行してもらえますので非常に便利です。

ただ、ゆうちょ銀行をご利用の方は、満期までではなく融資を受けた日から2年というリミットがありますので気を付けてください。普通預金に入れておけばいいので、毎月定められた期日に口座引き落としなどではなく、お金を用意できたときに返せますので、精神的にゆとりを持って返済できるのではないでしょうか。

元金ではなく利息だけは、納める時期が決まっています。金融機関によって異なりますが、基本的に年に2度で、普通口座からの自動引き落としとなります。りそな銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・三菱東京UFJ銀行は2月・8月で、ゆうちょ銀行は4月・10月です。普通口座の残高不足で利息が引き落とせない、ということがないよう気を付けましょう。